MOUTHPIECE
透明マウスピース型矯正
当医院では、「インビザライン」と「アソアライナー」の2つのシステムを導入しています。
インビザライン( 詳細はこちら )は、米国のアラインテクノロジー社が提供している正解でもっとも使われている透明マウスピース型矯正システムです。
アソアライナーは、矯正装置を作っている日本のアソインターナショナル株式会社が提供している矯正システムです。
それぞれの矯正システムの特長は、下記の通りとなります。
適応 症例 |
費用 | 備考 | |
---|---|---|---|
広い | 高い | — | |
狭い | 安い | 段階に応じた 適切な対応が可能 |
来院回数は、両者ともに1か月に1 or 2回程度来てもらいますので、同じくらいの頻度となります。
型どりの回数は、両者でまったく異なります。「インビザライン」は最初の型どりで、すべてのマウスピースを制作します。「アソアライナー」は、マウスピースを制作するごとに型どりします。
適応症例は「インビザライン」の方が広く、従来のワイヤー矯正と同じように矯正できます。
一方、アソアライナーは、抜歯が必要であったり、複雑な歯のコントロールであったり、奥歯を動かしたりなどの治療は困難となります。ですから「奥歯の嚙み合わせに問題のない前歯部の歯列不正」「歯と歯のすき間を閉じる」等がアソアライナーの適応症例となります。
インビザラインが75万円(外税)に対し、アソアライナーがマウスピース作製(上と下を別で)するごとに3万円(外税)かかります。ですから、治療回数が少ない簡単な症例ですとアソアライナーを利用した方がコストを抑えることが可能です。治療回数がかかる困難な症例は、インビザラインの方がトータル的に安くなります。
①前歯のすき間を埋める:治療完了まで上のみ 7回 → 3万円×7回=21万円 となります。
②全体的に前歯を綺麗に並べる:治療完了まで上下ともに 15回 → 3万円×15回×2 = 90万円 となります。
また、インビザラインでは、追加のアライナーを、治療開始日から5年以内であれば何回でも型どりして修正治療が追加コストの発生なく可能です。
ORTHODONTIC
小矯正/床矯正
「歯並びが悪いと見た目が悪い……」というのが多くの矯正をする方の悩みかと思いますが、実は歯並びが悪いと見た目だけでなく、それ以外にも色んなところで問題がでてきます。
例えば、歯というのはしっかりとかみ締めることによって集中力の向上やバランス能力を整えてくれます。実際に、歯並びがよくなっただけで、勉強やスポーツ、仕事ができるようになったという声をかなりいただきました。これは逆に言えば、歯並びが悪いと勉強やスポーツ、仕事に大きな影響を与えるということにもなります。
だからこそ、しっかりと早めの処置が必要になります。当医院では、矯正の多くの悩みである矯正中の銀のワイヤーによる見た目の悪さや、乳歯から永久歯に変わる時からの矯正対策など矯正にはかなり力を入れております。当然、それだけの実績もありますので安心してご相談ください。
1歯から数歯を対象とした、部分的な矯正(MTM矯正、小矯正ともいう)です。通常の全顎の矯正治療と異なり、1歯から数歯の移動させたい歯だけを目的にして、ワイヤーをつけて動かしていきます。部分的な矯正になりますので、症例が限られてきますが、全顎の治療と比較して、治療期間及び費用も抑えることができます。
床矯正とも言いますが、これは、永久歯(大人の歯)が生えそろう前に、歯並びを経済的に管理し、最初から良い歯並びをつくるというものです。アゴの骨が小さいため、大きくしたい(横に広げたい)時などに行います。
主に、プレートと呼ばれる器具を夜間及び起きている時に1時間口の中へ入れるという治療によって、理想的なかみ合わせを目指します。年齢が低い子どもは、プレートを嫌がらないかと心配される方もいらっしゃいますが、その心配はまったくありません。初めにスタッフが楽しく一緒に練習します。年齢が低いほど、プレートに慣れやすいのです。
アゴのズレは低年齢の時は、まだ容易になおすことができます。それは柔らかく、成長発育の途中だからです。年齢が高くなるに従い、ズレをなおすのが難しくなってきます。
低年齢の成長発育の期間中に、アゴのズレやアゴの骨を良い形にして一定期間経つと、後戻りが少ないことがわかってきました。その状態からまた発育が始まるからです。そして、よい機能的変化が与えられるので、顔の下半分が美しくなる条件をそなえてきます。つまり、継続的管理によって後戻りの心配はほぼありません。
PREORTHO
プレオルソ
歯列育形成と同じく、歯並びを継続的に管理し、最初から良い歯並びをつくるというものです。
こちらはプレートではなく、上下一体型のマウスピースのプレオルソを使用します。特に出っ歯や受け口の歯並びで効果を発揮します。
永久歯に生え変わってからでは、全ての歯にギラギラした装置をつけるいわゆる「本格矯正」になりますが、この治療法であれば小児(6才~10才)の骨の軟らかい時期に使うことで、非常に大きな効果が期待できます。
固定式の装置は、違和感や痛みが強いですが、マウスピース式は、それがほとんどありません。装着時間は就寝時と家にいる時のみで十分です。また、食事の時に装置をはずせるので、虫歯の心配がありません。
プレオルソは、ギラギラした固定式の装置を用いて治療を行う本格矯正とは異なり必要十分で実用的な80点の「咬みあわせ」と「歯ならび」を目指しています。
この治療法のために開発した新素材のマウスピースを使用するので、個々の口腔内への調整がしやすく、治療効率が良いためです。
前歯の並びやかみ合わせ、習癖(指しゃぶりなど)、発音や口呼吸を改善します。また、口元の筋肉を整えたり、舌のトレーニングがあわせてできます。
プレオルソには、上記の治療効果の他にも「他の装置よりも装着しやすい」という特長があり、安心・安全に治療に取り組んでいただけるからです。
①柔らかい:プリウレタン製の柔らかい素材でできており、装着感が非常に良いので嫌がらずに使うことができます。
②プリフォーム:既製品ですので歯形を取る必要がありません。
③調整が簡単:熱可塑性の素材でできており、お湯を使った簡単な調整をする事により個々の口腔内に合わせることができます。
歯列育形成(プレート)とプレオルソは、装置だけでなく治療費も違いますが、歯列をひろげるのはプレート、受け口や出っ歯の改善はプレオルソの方が、当院では良い治療結果が出ています。ですので、お子さんの症状により適切な装置を装着してもらいます。